医学研究科 Graduate School of Medicine

学びの 特長

医学研究科では、地域社会的、学問的、国際的な要望に応え、21世紀の医学医療の発展に貢献する人材を養成するためのレベルの高い教育を行うことにより、市民中心の医療を推進していくための人材を養成します。
また、新しく発展してきた都市医学、老年医学やゲノム医療などの医学・医療分野に十分に対応するため、学術研究の学際化と高度化を進め、高度に総合化された専門的知識を持つ医師および独創性に富む医学研究者の養成をめざすと同時に、社会で活躍する医学研究者、病院勤務医、医薬関連研究所・企業人を養成します。

医科学専攻 入学定員

修士課程
12名

基礎医科学専攻 入学定員

博士課程
20名

臨床医科学専攻 入学定員

博士課程
50名

※定員はいずれも予定

養成する人材像

修士課程(医科学専攻)

高度な最先端の医学知識や技術を修得する医師以外の医療職者、研究者、企業人を養成します。

博士課程(基礎医科学専攻・臨床医科学専攻)

最先端研究を先導的に推進し、独創性に富み、世界的に活躍する医学研究者を養成します。大学、研究機関における基礎的あるいは臨床的研究をリードする指導者を養成します。

修士課程 博士課程 講座名 専門分野
医科学専攻 基礎医科学専攻 分子生体
医学講座
分子病態薬理学、分子病態学、分子制御生物学、病態生理学、機能細胞形態学、神経生理学、細胞機能制御学、環境リスク評価学、実験動物学
都市医学講座 分子病理学、産業医学、公衆衛生学、運動生体医学、運動環境生理学、法医学、ウイルス学、細菌学、寄生虫学
老年医科学講座 ゲノム免疫学、認知症病態学、血管病態制御学、癌分子病態制御学
臨床医科学専攻 臓器器官病態
内科学講座
循環器内科学、呼吸器内科学、肝胆膵病態内科学、消化器内科学、代謝内分泌病態内科学、血液腫瘍制御学、神経精神医学、脳神経内科学
病態診断・
生態機能管理
医学講座
放射線診断学・IVR学、放射線腫瘍学、診断病理・病理病態学、麻酔科学、救急医学、先端予防医療学、歯科・口腔外科学
泌尿生殖・発達
医学講座
女性生涯医学、女性病態医学、発達小児医学、臨床遺伝学、泌尿器病態学
外科学講座 消化器外科学、肝胆膵外科学、心臓血管外科学、呼吸器外科学
感覚・運動機能
医学講座
皮膚病態学、視覚病態学、耳鼻咽喉病態学、脳神経外科学、整形外科学、形成外科学
医療管理
医学講座
総合医学教育学、臨床感染制御学、医療安全管理学、医療統計学

TOPICS

医学研究科の関連施設

医学部附属病院

電子カルテを含む病院情報システムや高度先端医療を支える最新鋭の診断・治療設備と優秀な教員・医師・医療技術職員・看護師によって高度医療を実施するとともに、優れた医師の養成と、先端医療の研究開発を行っています。

学術情報総合センター医学分館

医学雑誌・図書・マルチメディアを豊富に揃えています。

医学部附属病院

修士課程(医科学専攻)

  • 医学以外を学んできた学生が、医療倫理を理解し、幅広い医学の基礎知識を身に付け、最先端の医学研究に触れることを目的として共通教育科目を配置します。
  • 医療および健康支援従事者、医歯薬関連研究者として医学の進歩に貢献する能力を身に付けることを目的として、専門教育科目を配置します。
  • 医科学研究の広領域化と高度職業人の養成を踏まえて、国際的視野を持つ学生の研究能力を高めるため、特別研究科目を配置します。

博士課程(基礎医科学専攻・臨床医科学専攻)

  • 医学研究に必要な高度な倫理観を身に付けるために、研究者の行動規範に関する講義を必修として配置します。
  • 医学研究概論および基本演習において医学研究を行うにあたり、医学を基礎から臨床までシームレスに理解し、基本的かつ初歩的な実験・研究方法の理論、結果の解析および評価、地域のニーズの分析、英語論文作成を修得するために、共通教育科目を必修として配置します。
  • 医学研究セミナーにおいて先端的、国際的研究を認識し、研究動機、態度の形成を図る総合演習を行います。
  • 専門分野における最新知識と先進的技術の修得を目的とした専門教育科目を配置します。
  • 自立して研究を企画・遂行・情報発信できる能力を修得できるよう、各学生に応じた個別の研究指導を行います。

MD-PhDコース

博士課程にMD-PhDコースを設置しています。大学院準備コースを学部学生の間に修了することで、博士課程基礎医科学専攻と本附属病院での初期臨床研修を並行して修了することができます。

専攻 研究テーマ 教員名
基礎医科学専攻 機能細胞形態学:「肝硬変を代表とする臓器線維症に関する研究」 池田 一雄 教授
ゲノム免疫学:「自然免疫、粘膜免疫、メタゲノム解析」 植松 智 教授
病態生理学:「肥満関連腸内細菌代謝物ががん微小環境に及ぼす影響、細胞老化と細胞老化随伴分泌現象(SASP)の生体における役割」 大谷 直子 教授
分子病態学:「炎症・免疫シグナルの分子病態医化学」 徳永 文稔 教授
産業医学:「糖尿病、慢性腎臓病などの生活習慣病の疫学、日系米国人の糖尿病疫学、内臓脂肪の疫学、透析の疫学」 林 朝茂 教授
細胞機能制御学:「中枢神経系構築のメカニズム、形態形成と細胞極性」 広常 真治 教授
運動生体医学:「ヒトの生活習慣に関する医学・脳科学(無意識、ストレス、疲労、食欲、食と運動のクロストーク)」 吉川 貴仁 教授
分子病理学:「環境化学発癌、発癌予防、膀胱癌の病理、分子病理」 鰐渕 英機 教授
臨床医科学専攻 神経精神医学:「ストレスと精神疾患の関連(産業精神医学)、摂食障害の病態生化学 」 井上 幸紀 教授
呼吸器内科学:「呼吸器病学、呼吸器疾患の診断・治療、肺癌の基礎的・臨床的研究」 川口 知哉 教授
肝胆膵病態内科学:「肝臓病学、肝病態における遺伝子発現の解析、肝胆膵癌の微小環境 」 河田 則文 教授
心臓血管外科学:「心臓弁膜症手術の低侵襲化へ向けての研究」 柴田 利彦 教授
医療統計学:「臨床研究における質を担保した効率的な生物統計データマネージメント手法の開発」 新谷 歩 教授
皮膚病態学:「自己免疫性水疱症の発症機序解明研究、毛髪再生科学、乾癬発症機序解明研究」 鶴田 大輔 教授
整形外科学:「脊椎外科、低侵襲脊椎外科、側弯症、骨粗鬆症脊椎疾患」 中村 博亮 教授
発達小児医学:「iPS細胞を用いた、小児先天性代謝疾患の病態解明」 濱﨑 考史 教授
消化器内科学:「消化管疾患の病態と治療」 藤原 靖弘 教授
放射線診断学・IVR学:「神経放射線診断学、脳MRI、下垂体の画像診断、脱髄疾患のMRI」 三木 幸雄 教授

学位

修士課程 博士課程
修士(医科学) 博士(医学)

標準修業年限

修士課程:2年
博士課程:4年

AIに対する興味をとことん追究する

医療への人工知能応用の研究を始めたかったため、大学院に進学しました。本学大学院を選んだ理由は、約1000の病床を有する大阪市立大学医学部附属病院をはじめ多くの関連病院があり、研究のベースとなる症例数が豊富であったこと、大変協力的な放射線診断学・IVR学教室の環境、大阪市内の立地でAIエンジニアとの交流が図りやすかったからです。一方で、現在の研究生活の軸はあくまで臨床です。それは臨床でのclinical questionが研究の種となることがほとんどだからです。臨床をしながら自分の専門医としてのスキルを向上しつつ、その中で芽生えた疑問や不便などを解決するためにAI研究をしています。

大阪市立大学大学院 医学研究科 臨床医科学専攻 博士課程修了
(2021年3月修了)
植田 大樹 さん

国内外の研究機関・医療機関・行政機関、企業の研究・開発職など

※新大学の取得可能な免許・資格等は予定であり、今後変更の可能性があります。