リハビリテーション学研究科 Graduate School of Rehabilitation Science

※設置認可申請中

学びの 特長

我が国の保健・医療・福祉を取り巻く社会情勢は、高度化する医療技術、少子・高齢社会への加速度的進行、生活習慣病の台頭に見られる疾病構造の変化などにより、大きく変遷しています。
このような情勢の中、疾病や障がいの有無に関わらず、全ての人があらゆるライフステージで自立した質の高い生活を可能にする「自立支援型福祉社会」を実現するためには、治療、回復、障がいの進行抑制といった従来のリハビリテーション医療の垣根を超えた、地域での自立や社会参加を支援する、より生活に密着した新しいリハビリテーションの考え方が必要になっています。
本研究科では、①理学療法学領域と②作業療法学領域の2領域を設置し、健康維持・増進、疾病や障がいの予防から治療、回復、社会復帰・参加に至る新しいリハビリテーション学の確立を目標として、高度な研究能力を有する人材を養成します。

リハビリテーション学専攻 入学定員

博士前期課程 博士後期課程
15名 5名

※定員は予定

養成する人材像

博士前期課程

人々の健康増進と生活の質向上に貢献できる高い資質を持ち、総合的なリハビリテーションに関する深い探求心と洞察力を備え、相互の信頼と協働の重要性を理解し、責任ある判断や行動のできる豊かな人間性・専門性を兼ね備えた高度医療専門職者、研究者を養成します。

博士後期課程

リハビリテーション学領域における高度な知識や技術を持ち、リハビリテーション学研究を深化させる探究心を備え、総合的な視野や深い洞察力、独創性や自立して研究を行い得る能力を身に付けた教育者、研究者として社会を牽引できる人材を養成します。

理学療法学領域

理学療法学領域では、運動制御、神経生理、運動器理学療法、内部障害理学療法、障がい者スポーツ支援、高齢期リハビリテーション、ウィメンズヘルス、予防理学療法など、基礎から臨床まで、幅広い研究に取り組んでいます。

作業療法学領域

作業療法学領域では、高次脳機能、脳卒中後の上肢機能、遠隔リハビリテーション、重度認知症、発達障害、精神障害、難病、がん、高齢者の認知機能低下予防、作業科学など、基礎から臨床まで暮らしを基盤とした幅広い研究に取り組んでいます。

TOPICS

リハビリテーション学研究科3つの強み

1.研究施設・設備の充実

三次元動作解析装置、筋機能評価運動装置、超音波画像診断装置、脳波計、ドライブシミュレーターなど、最新の研究設備を整えています。

2.共同研究の充実

学内の他学部・他研究科や、大学を中心とした国内外の研究施設、さらにさまざまな医療機関や企業との共同研究に取り組み、多くの成果を挙げています。

3.地域貢献の充実

大阪府内を中心に、医療機関や特別支援学校、自治体等と共同し、さまざまな地域貢献活動に取り組んでいます。これらの取り組みは、研究フィールドとしても活用しており、今後さらなる発展が見込まれます。

博士前期課程

大学院共通教育科目、基礎科目、リハビリテーション学科目、特定講義科目、特別研究科目より編成します。大学院共通教育科目や基礎科目では、生命の尊さと人の尊厳を重んじることを基本理念とする高い倫理観や医療倫理、さらに研究方法論を学びます。リハビリテーション学科目では、研究課題に関する特定分野の深い専門知識や周辺分野の幅広い知識を修得し、知識を体系化する能力を培います。
研究指導に関しては、特定講義科目によって専門分野の高度かつ最新の研究動向に基づく専門知識を教授し、特別研究科目では研究デザインから論文執筆までを個別指導と複数教員による集団指導を組み合わせ、基礎から実践にわたる研究能力を修得します。

博士後期課程

大学院共通教育科目、リハビリテーション学科目、特別研究科目より編成します。大学院共通教育科目では、高度な研究課題に高い倫理観を持って取り組む能力を培います。リハビリテーション学科目では、リハビリテーションアプローチに加えて、生活機能の増進や社会参加を促進する研究課題に取り組むために必要となる高度な専門知識を学びます。
特別研究科目では、自立した研究者となるために必要な研究計画能力と総合評価能力、さらに博士論文作成のための理論・実験・調査等について修得します。本研究科では学位の円滑な授与と水準の確保の観点から、複数教員による指導体制を行います。

分野 研究テーマ 教員名
理学療法学領域 「運動パフォーマンス向上に関する研究」 岩田 晃 教授
「独居高齢者に対するICTを活用した遠隔健康支援に関する研究」 樋口 由美 教授
「ヒトの運動制御に関する研究」 平岡 浩一 教授
「重心移動アシスト装置による歩行能力向上に関する研究」 淵岡 聡 教授
作業療法学領域 「スマートリハビリテーションに関する研究」 石井 良平 教授
「脳血管障害後に呈する上肢運動障害の治療法に関する研究」 竹林 崇 教授
「頭部外傷後の高次脳機能評価法の検討」 内藤 泰男 教授
「地域在住高齢者の転倒予防、認知機能低下抑制に関する研究」 横井 賀津志 教授

学位

博士前期課程 博士後期課程
修士(保健学) 博士(保健学)

標準修業年限

博士前期課程:2年
博士後期課程:3年

医療の発展に向けて、研鑽を積む

私は、理学療法士をめざして大学でリハビリテーションを学ぶ中で、より良い医療の提供にはそれらの根拠となる研究の発展が不可欠であることを実感し、大学院でリハビリテーション学研究に取り組むことを決めました。現在は、運動参加が困難な虚弱高齢者でも簡単に取り組める新たなリハビリテーション手法として、「低負荷運動」や「他動運動」による高齢者の歩行機能改善をめざした研究を行っています。さらに、所属研究室が企業と共同で取り組んでいる「中高年の歩行改善に向けたサービス・プロダクトの研究開発プロジェクト」に参加するなど、充実した研究生活を送っています。

大阪府立大学大学院 総合リハビリテーション学研究科 臨床支援系領域 博士前期課程3年
金山 篤樹 さん

大阪府立病院機構/大阪大学医学部附属病院/京都大学医学部附属病院/大阪医科大学附属病院/神奈川県総合リハビリテーションセンター/国立長寿医療研究センター/大阪発達総合療育センター/関西リハビリテーション病院/アキレス株式会社

2022年度から2024年度は羽曳野キャンパス、2025年度から森之宮キャンパスに移転予定

※新大学の組織・カリキュラム・取得可能な免許・資格等は設置認可申請中のため予定であり、今後変更の可能性があります。