知識情報システム学類

情報システムや多種多様なデータの活用により、サステイナブルな社会を実現するための課題解決ができる人材を育成。

人工知能やIoTなどの情報通信技術について学ぶだけではなく、社会科学、経済・経営科学、生産システム、ヘルスケア、教育などの社会システムに関する専門分野の理解を深め、これらの融合領域において自ら課題解決ができる人材を育成します。

講義紹介

森田 裕之教授

データマイニング

データマイニングは、社会の様々なイベントをデータとして蓄積したものから、必要な目的を達成するための重要なルールを発見する方法です。この講義では、単に手法を理解するだけでなく、実際にデータに適用する方法についても学習し、データを実際に自分の手で処理しながら、自力で与えられたデータを分析できる能力を身に付けることを目標としています。将来、データサイエンティストとして活躍したい方の受講をお待ちしています。

林 佑樹准教授

ヒューマンコンピュータインタラクション

「ヒューマンコンピュータインタラクション」は、人間とコンピュータの接面(インタフェース)でなされる相互作用(インタラクション)のあり方を探求する学際的な研究分野です。この講義では、コンピュータを人間にとって有用で受け入れやすい道具にするための様々なコンセプトを学びます。代表的・先進的なインタフェース技術の特徴を説明できるようになり、人間とコンピュータの豊かなインタラクションをデザインしていくための視点を得ることを目標としています。

研究紹介

真嶋 由貴惠教授
桝田 聖子准教授

保健・医療や看護サービスの質向上

保健医療や看護サービスの質を向上させるためのICTや先端技術の活用について研究をしています。
例えば、ベテランの看護師の持つ暗黙的な看護技術(注射の仕方など)を分析し、効率的に学習できるシステムや、人型ロボットを活用した認知症予防教育や高齢者見守りシステム、SNSを活用したヘルスケアサービスなどの研究・開発を行っています。

太田 正哉教授

Webとワイヤレスで未来を創る

動画やゲームなど、普段何気なく使っているスマホ。それを支えるのは、膨大な情報を効率よく、かつわかりやすく伝えるWeb技術と、時々刻々変化する電波状況をマイクロ秒単位で制御する5Gのワイヤレス技術です。自宅にいながらショッピング体験ができるWebAR、GPSのない地下でも自分の位置がわかるWiFi測位、ショートしても安全な回路実験キット、何年も電池交換が不要なIoTチップなど、ソフトとハードの技術を駆使して未来を創る研究をしています。

学生の活動紹介

ラーニングイノベーショングランプリ2018(LIGP 2018)で受賞

マイクロラーニングコンソシアム主催のLearning Innovation Grand Prix (LIGP)2018の最終審査にて、知識情報システム学類の学生が参加するチーム「CEWill」が優秀ラーニングイノベーション賞を受賞しました。ラーニングイノベーショングランプリは“これまでにない学習・教育方法やスタイル、革新的なラーニングテクノロジーを発掘し、新たな学習・教育環境を提案するため”、高等教育機関の研究室(チーム)を対象にする競技会です。

RoboCup2018 世界大会で優勝

RoboCup世界大会において、サッカーシミュレーション2D部門で優勝しました。RoboCup はロボット工学と AI を融合させたサッカーロボット競技会で、知識情報システム学類は特に AI 部門といわれているサッカーシミュレーションに2002年から参加しています。

  • ※大阪府立大学 現代システム科学域 知識情報システム学類の学生の活動です。同学類は、大阪公立大学(仮称) 現代システム科学域 知識情報システム学類になります。

環境社会システム学類

自然環境と社会環境を理解し、環境と調和したサステイナブルな社会を実現するための人材を育成。

自然システムの持続可能性を理解するために必要な自然環境学、社会システムの成り立ちや変化を理解するために必要な社会環境学、環境と調和した社会システムを構築するために必要な環境哲学・政策学の観点から、サステイナブルな社会の実現に貢献できる人材を育成します。

講義紹介

水野 真彦教授

地域研究

現在、世界人口の半分以上が都市で生活しています。この講義では、都市が一般にどのような構造をしているか、どのように変化しているか、どのような問題が生じているか、などについて解説します。都市で生じている問題は、大都市と地方都市では違いますし、日本の都市と海外の都市、例えばアメリカの都市でも異なります。日本と世界の都市を比較しながら、都市の問題を理解し、どのような対策があるかを一緒に考えていきます。

黒田 桂菜准教授

海域環境再生学

この講義では、閉鎖性海域や沿岸域における海域環境の再生について、技術的なアプローチとともに環境教育や魚食普及を通したアプローチについても学びます。海を利用し海と共生する人間社会のあり方について考える力を身に付けます。

研究紹介

竹中 規訓教授

環境中における水の相変化の化学について

水は環境中で唯一、物質の三態をとる物質です。水に溶けた物質が、相変化をするときにどのような(化学)変化をするかを調べています。ある種の反応は室温よりも凍らせた方が速く進み、その結果が環境の浄化に関わっていたり、逆に環境に悪影響を及ぼしたりすることがあります。

西尾 純二教授

日本語生活の今を可視化する

ことばは地域社会の合意を得ながらゆっくり形成され、変化します。ことばのように地域全体で築きあげる人工物はそうないでしょう。ことばの形成プロセスには地域の歴史、人々の生活観が練りこまれています。だからこそ、自他のことばを理解したい。今、そこにあることばには、どんな背景があるのか。地道な調査・データ収集から解きほぐします。

学生の活動紹介

「当たり前」をなくしたい。遠距離通学を経て

3年次に島根県の離島・隠岐郡海士町で経験したインターシップが人生を拓きました。「地域のために手足を動かすマルチワーカーになりたい!」 4年次の1年間、卒業論文執筆のために海士町から毎週片道17時間かけて通学しました。現地で暮らし、働き、地域に関わりながらしか学べないことがあると考えたからです。
大学での学びには決まりきった「型」や「当たり前」はなく自分のスタイルで学ぶことができると思います。現在は海士町に移住し、観光業を中心に様々な活動をしています。

藤尾 ことみさん

大阪府立大学 現代システム科学域
環境システム学類 社会共生科学課程
2019年度卒業

グローバル特待生として国際交流を広めたい

「グローバルリーダー育成奨学金制度」に応募し、グローバル特待生となりました。言語文化に関心があり、中国語と同じ漢字文化の日本語、日本文化との共通性や違いなどを研究したいと考えています。中国人留学生という立場から国際交流を広げる活動もしていきたいです。

張 政さん

大阪府立大学 現代システム科学域
環境システム学類 社会共生科学課程
2020年度卒業

  • ※大阪府立大学 現代システム科学域 環境システム学類の学生の活動です。同学類のうち、環境共生科学課程と社会共生科学課程は、大阪公立大学(仮称) 現代システム科学域 環境社会システム学類になります。

教育福祉学類

誰も置き去りにせず、一人ひとりの尊厳とウェルビーイングを尊重する社会の実現に向けて活躍できる人材を育成。

複雑かつ深刻な社会問題に対し、福祉系・子ども家庭系、および教育系が融合された学びを展開し、多様な社会的背景を持つ人々との対話を組み込んだ実践的カリキュラムと原理的に捉える理論的カリキュラムを組み合わせて、多様性と共生する社会を実現する力を育てます。

講義紹介

吉田 敦彦教授

十人十色のその人らしさを大切に

人が人らしく生きられるように支援するには、人と社会への幅広い視野が求められます。1年次必修科目では、教育学・社会福祉学・保育学・ジェンダー論・社会学等の分野の先生たちが協力して講義します。「人間形成論」という授業では、自分の可能性を存分に発揮して人生を歩んでいくための知見を講義し、ワークも行います。例えば、十人十色の自分の気質やパーソナリティ形成を絵筆をとって表現し対話するワークなどがあります。

山野 則子教授

子どもの貧困、虐待などの問題を様々な角度から主体的に考えよう!

子どもの貧困、虐待、不登校など子どもたちが脅かされています。その実態を学ぶだけでなく、なぜこんなことになっているのか、また子どもの特性や家族の課題として把握されやすいですが、広く社会との関連で見てみましょう。大きな視点でもって目の前の課題を考えてみる、そうすることで新たな気づきが生まれます。社会福祉は現象を知るだけでなく改善に向けた「実践の科学」です。仲間と共に思考や体験することで内発的発展を目指します。

研究紹介

児島 亜紀子教授
東 優子教授
乾 順子准教授
内藤 葉子准教授

ジェンダー研究

「ジェンダー」というレンズを通して、世の中を見つめ直すと、様々なアタリマエ(常識)には歴史があるということ、社会の構造、規範などの影響が見えてきます。
3年次に始まる「ジェンダー系ゼミ」では、福祉哲学、性科学、政治思想・社会思想、家族社会学を研究分野とする4名の教員が、それぞれの専門性を活かし、常識を「クリティーク」する力を養成しています。

伊井 直比呂教授
西田 芳正教授
吉武 信二教授
吉田 敦彦教授
森岡 次郎准教授

人間の学びと成長を支援する研究

教育福祉学類では、教員養成系の教育学部で行われるような狭義の(学校教育を中心とした)教育学研究には限定されず、多様な観点から人が人らしく生き成長できる学びの支援や社会のあり方を考えています。3年次には、教育学の教員5名による合同ゼミを行っており、教育哲学や教育人間学、社会学、法学、スポーツ科学などの知見に基づき、現代的課題の解決に向けた「教育」の役割について、学生も交えて議論をしています。

学生の活動紹介

文部科学大臣表彰を受賞した「オープンカレッジ」

知的障がい者への学習保障や社会参加、新たな人との交流を目的に、学生有志が企画・運営する「オープンカレッジ」が文部科学大臣表彰(2017)を受賞しました。1998年に日本で初めて大阪府立大学で始まったこの活動は後輩たちに受け継がれ、現在では全国各地にも広がっています。講師を務める教員をはじめ、教育福祉研究センターも学生たちの活動を後方支援しています。

世界とつながり、世界に翔びたつ

大阪府立大学は国連による国際的な教育ネットワーク(ユネスコスクール:ASPnet)の推進並びに支援大学として、日本だけでなく世界の教育機関と関わっています。そのため、海外と交流する機会が豊富にあります。また、10年以上継続している教育福祉学類独自の海外スタディ・ツアー(ハワイ・フィリピン・ニュージーランド・リトアニアなど)をきっかけに、文科省「トビタテ!留学JAPAN」でアジアへ、長期留学で北欧や北米などへと、学びの場が世界に広がっています。

  • ※大阪府立大学 地域保健学域 教育福祉学類の学生の活動です。同学類は、大阪公立大学(仮称) 現代システム科学域 教育福祉学類になります。

心理学類

心に起因する問題を解決することの重要性を理解し、サステイナブルな社会の実現を他者と協働して目指す人材を育成。

現代社会に生きる人々が他者や社会・文化との相互作用の中で抱える、心に起因する問題に焦点を当て、心理学及び心理学関連分野の専門的知識と技能とシステム的思考を発揮し、課題解決を図る。そのようなサステイナブルな社会の実現に貢献できる人材を育成します。

講義紹介

総田 純次教授

心の病理学(精神疾患とその治療)

医学的診断である「病名」とは別に、「病気」の在り方を問うのが「病理学」と呼ばれる学問です。「うつ病」の在り方、「境界例の在り方」などです。伝統的には、心の病気を人間の在り方の病理と見る人間学的精神病理学と病理的現象を心的メカニズムで説明する精神分析とが両翼に位置していますが、講義担当者の「心の病態=我々の関わり方の病理」という解釈学的な立場から、病理学と精神療法的関わりを相即させる形で講義します。

野津 亮教授

認知情報処理

数量や距離というのが認知的にどのように把握されるのかを様々な観点から学んでいきます。人間の学習・判断と数学・統計的な推論との違いがわかると、認知のバイアスが必ずしも無意味なものではなく、むしろ環境に効率的に適応するために役立つものであることが納得してもらえると思います。ニューラルネットワーク(神経細胞)や深層学習がどのような学習かについても簡単な例を示しながら解説しています。

研究紹介

牧岡 省吾教授

共感覚に関する認知科学的研究

数について考えるとき、数字が特定の配置で並んでいるように感じられる数字列形(ナンバーフォームズ)という共感覚があります。数の並び方は一人の人の中では同じですが、異なる人同士で比べてみると大きく違いますし、並び方はかなり不規則な場合が多く、途中でぐにゃっと曲がったりします。脳の中の神経細胞の働きをコンピュータ上で再現することによって、数字列形が生じる具体的なメカニズムを世界で初めて提案しました。

川原 稔久教授

心理療法での心の動き

心理療法とは表現を通して心の動きを自覚する営みです。そのなかで、絵を描いたり、夢を見たり、箱庭を置いたりするときに、心の動きに気づくという現象があります。表現に表れた非言語的・無意識的な心の動きに気づくことによって、自分の心の中との対話・対決、自己理解と人格的変容が促されます。このような、言葉以前のイメージやからだの感じを手がかりに心の動きを自覚する現象を、主に事例研究という方法で研究しています。

学生の活動紹介

「トビタテ!留学JAPAN」で世界へ
世界と日本をつなぐ人になる!

心理学の言語系、特に第二言語の習得に興味を持ち、心理学の分野ではトップクラスのイギリスのエクセター大学に留学しました。留学先では心理学部1年生として、心理学はもちろん、様々な分野の授業を受講しました。知識を得ただけでなく、様々な分野の研究に触れ、世界中から集まった学生たちと議論することによって身に付いた度胸や価値観は何物にも代えがたいと、振り返って思います。留学を終え、今度は私が留学を応援しようと考え、文科省留学促進本部学生ブランドマネージャーとなり後輩のサポートをしました。

森本 優子さん

大阪府立大学 現代システム科学域
環境システム学類 人間環境科学課程
2019年度卒業

  • ※大阪府立大学 環境システム学類 人間環境科学課程の学生の活動です。同学類同課程は、大阪公立大学(仮称) 現代システム科学域 心理学類になります。

※新大学の取得可能な免許・資格等は予定であり、今後変更の可能性があります。