Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/izumi002/uoagriousei.com/public_html/wp/wp-content/themes/upco-agri/functions/menu.php on line 48

生物の能力を遺伝子やタンパク質、
代謝産物のはたらきに基づいて明らかにし、
社会に役立てる能力を身につけるために。

1・2年次には、講義によって生命科学の基礎知識を学修します。複雑な生命現象を科学的に理解し利用するために、分子生物学や分析化学などの研究手法を身につけ、また生物機能の高度利用をフィールド実習によって学びます。3年次には、土壌・植物栄養学、植物病理学、育種学などの講義科目によって専門分野の知識を深めます。また、3年後期には研究室に所属し、教員によるマンツーマン指導のもとに卒業研究に取り組み、大学院に卒業して研究を深めるため、あるいは実社会で活躍するための基礎を養います。

 
 

◯ 分析化学

試料に含まれる物質の定性と定量をおこなう分析技術に必要な基礎的な知識と技術を身につけるための2年次の講義科目です。測定値と分析値、化学平衡、溶解と濃度、酸と塩基、酸化・還元、定性分析と重量分析、分子吸光と原子吸光分析、各種クロマトグラフィー、質量分析と核磁気共鳴、試料調製や分析手順の設計を学びます。

 

分子生物学

 

◯ 細胞分子生物学A

生命の設計図である遺伝子(DNA)や、その産物であるタンパク質の働きと制御機構を理解するための2年次の講義科目です。DNAの構造や複製の仕組み、DNAから情報が転写されてタンパク質に翻訳される仕組み、そして、タンパク質が高次構造を形成し、細胞内で輸送され、役目を終えた後に分解される仕組みを学びます。

 

 

◯ 細胞分子生物学B

細胞の起源、構造と働きを理解し、生命の仕組みを理解する上での基盤を作ることを目標とする2年次の講義科目です。細胞の進化、各細胞小器官の構造と機能、細胞外の構造(細胞壁、細胞間連絡)と機能について学びます。また、細胞生物学を推進する上で必要不可欠な実験技術の原理を習得します。

 

◯ 遺伝学

生命の設計図である遺伝子の働きと次世代への伝達の仕組みを理解するための2年次の講義科目です。親の形質がどのような仕組みで子孫に伝えられるか、生物の変異はいかにして生じるかを理解することを目標に、メンデル遺伝学、体細胞分裂と減数分裂、連鎖と遺伝地図、倍数性、集団遺伝学と進化、量的形質の遺伝学、生殖隔離と種分化などについて学びます。

 

◯ 植物発生学

植物の多様な特性を食料生産や環境修復に利用するために、その基礎となる細胞、組織、器官の構造と機能、そして組織や器官が形作られる過程(発生)について理解するための3年次の講義科目です。植物の胚発生、発芽、分裂組織の形成、栄養器官の形成、花成、配偶体、受粉・受精、種子の構造、果実の発達、老化と細胞死、などについて学びます。

 
 

◯ 植物病理学

植物の病気の発生と防除の科学である植物病理学の基礎知識を身につけるための2年次の講義科目です。植物の病気と病原体、感染と発病、発生と流行、病気の診断と管理、宿主寄生者間相互作用における特異性、病原体の感染戦略、宿主植物の防御戦略などについて学びます。

 
 

◯ 食品機能成分学

食品素材として利用される植物に含まれる有用成分の特性やそれらの応用についての知識を身につける2年次の講義科目です。植物が含有する機能成分(多糖類、不飽和脂肪酸、ビタミン、ポリフェノール、フラボノール、辛み成分、など)について、種類や化学構造を理解するとともに、ヒトが利用する上での栄養面、嗜好面および生体調節機能における特徴について学びます。

 
 

◯ バイオエコノミー論

バイオエコノミーとはどのような概念かを理解する2年次の講義科目です。バイオエコノミーとは、化石資源に依存した経済システムから脱却し、持続可能な循環型社会への構造転換を進める基本概念です。循環型社会構築のための課題、解決方法、バイオエコノミーの波及効果などに関する知識と、社会へ発信する能力を修得します。

 
 

◯ 植物工場科学

発展めざましい植物工場について基礎知識を学ぶ2年次の講義科目です。植物工場の概要、人工光型植物工場の現状と課題、植物生理学に基づいた環境調節法の基礎理論、環境計測と制御、衛生管理、栽培環境最適化法、太陽光型植物工場の現状などについて学ぶことにより、植物工場技術者としてあるいは応用技術研究者として必要となる知識を修得します。

 
 

◯ 応用生物科学基礎実験C

バイオテクノロジー、生化学、分析化学に関する実験の原理を理解し、操作を習得するための3年次の演習科目です。アントシアニン合成酵素遺伝子を導入した遺伝子組換えタバコの作製と蓄積したアントシアニンの分析、シロイヌナズナのシステイン合成酵素遺伝子のクローニング、大腸菌での発現ベクターの構築、組換えタンパク質の検出と精製、精製組換えタンパク質の酵素活性の評価を行ことにより、高度な知識と技術を身につけます。

 

 

◯ フィールド実習A

農学研究の基礎となる実験植物資源の育成、維持、増殖、評価を実践できるようになることを目標とする2年次の演習科目です。附属の教育研究フィールドを使い、様々な農作物の栽培管理法(圃場管理、播種、移植、農薬管理、病害虫雑草の管理など)と収量や品質(機能、食味、外観品質)の評価方法について実践的な実習を行います。

 
 

◯ バイオインフォマティクス演習

大規模な情報処理に必要なバイオインフォマティクスの能力を身につけることを目標とする2年次の演習科目です。公共データバンクの遺伝子情報・遺伝子発現情報・代謝パスウェイ情報の検索および活用方法や、現在の応用生物科学で活発に用いられるようになった次世代シーケンサーのデータの解析を実践します。さらに、分子系統樹の作成について複数の手法を比較して演習します。

 

カリキュラム

応用生物科学科では、遺伝子組換え・ゲノム編集といった遺伝子改変技術や、メタボロミクス(代謝物一斉分析)・バイオイメージング・バイオインフォマティクス(生命情報科学)などの最先端の研究手法を駆使した生物科学研究を展開します。また、中百舌鳥キャンパス内の完全人工光型植物工場や研究農場を活用し、次世代農業による先端的な生産技術の開発を進めます。食料の生産にとどまらず、医薬原料・工業原料などの有用物質の発見と利用、環境保全、食の安心・安全など、持続的な社会の礎を築きます。

設置予定の研究グループ

機能ゲノム科学

 

ゲノムの理解に基づく研究は、生物の仕組みや成り立ちを解明し、生物の改良を何倍にも加速できるため、現代科学の基盤となっています。機能ゲノム科学研究グループでは、共生寄生による生物複合体や、動植物の表面や内部に形成されている大規模な微生物集団の機能に注目し、多様な生物集団に創発する新たな機能のゲノム科学的研究を推進します。論理的思考とバイオインフォマティクスの習熟により、様々な業界で活躍できる能力を養います。

代謝機能学

 

人類社会は、生物が代謝機能によって作り出した様々な物質を、エネルギー資源や食資源として利用することで発展してきました。本研究グループでは、メタボロミクスなどの高度な分析技術を用いて、多様な遺伝子や酵素が担う未知の代謝機能の潜在能力を解明し、21世紀の持続可能な社会の構築に貢献する研究と人材育成を目指します。

植物分子育種学

 

遺伝子組換えやゲノム編集などの遺伝子改変技術による分子育種は、植物の潜在能力を最大限に引き出し持続可能な社会に貢献するために重要です。植物分子育種学研究グループでは、植物の遺伝子発現の制御メカニズムを分子生物学的アプローチを用いて解明し、植物分子育種に役立てるための研究を行います。

細胞分子生物学

 

細胞は生物の基本単位ですが、細胞が機能する仕組み、生物を成り立たせる仕組みには、まだまだわかっていないことが多くあります。細胞分子生物学グループでは、「細胞から世界を読み解く」をキーフレーズとし、動物・植物両方の細胞を研究対象として、細胞の新しい機能を明らかにする研究を行います。さらにその知見をもとに、植物・動物の病気の発症の仕組みや、植物の生長の仕組みを明らかにします。

植物栄養学

 

植物は土壌からミネラル(無機栄養素)を吸い上げて育ちます。植物栄養学研究グループでは、植物とそれをとりまく土壌微生物の持つ巧妙なミネラル獲得・利用能力を、遺伝子・トランスポーターなどタンパク質・細胞・個体・フィールドにわたる幅広いレベルで探求します。そしてミネラル獲得・利用能力の高い作物の育種や新たな生産技術へ応用し、持続可能な未来の農業・環境に貢献します。

遺伝育種学

 

植物を遺伝的に改良して新しい品種を作ることを育種と言い、そのための原理と手段を研究する学問領域を育種学と言います。世界中の植物種(野生種・栽培種)をもとに持続可能な農業と社会の役に立つ植物の作成を目指して研究を行います。

園芸生産学

 

野菜や果樹など園芸作物は私たちの生活に欠くことのできない重要な作物です。園芸作物は、圃場以外にもハウスや植物工場などの施設でも栽培されます。栽培や加工方法を工夫することにより園芸作物の利用価値を高めることができます。高品質・高付加価値な野菜や果物を安定して生産するための栽培技術や環境制御技術、園芸作物の貯蔵技術や加工利用技術などの開発を目指して研究します。

植物病理学

 

世界で毎年10億人分の食料損失をもたらす植物の病気の防除が最終目標です。防除が難しい土壌伝染性糸状菌と植物ウイルスによる病害について基礎から応用まで体系的に研究しています。病原体の同定・分類と生態解明、発病抑止生物資材の開発、さらには発病メカニズムの解明や病原微生物の有効利用法の開発など、最新技術を駆使した研究を通して未来の植物医師を育成します。

栽培管理学

 

作物を安定的に生産するためには利用する作物の特性を十分に知ることが重要となりますが、加えて作物生産に利用する土地の環境の違いを把握して、環境に適した作物の選択や環境に応じた栽培管理が必要となります。本グループでは降水、日射、温度、土壌、雑草、共生生物などの種々の環境要因に対する作物の応答反応を明らかにして、作物が最大限のパフォーマンスを発揮できるような栽培管理法や生育制御技術を研究します。

食料安全科学

 

遺伝子組換え作物に加えて、ゲノム編集技術を含む新しい植物育種技術を利用した作物の開発が進んでいます。これらの新技術を社会で活かすためには、安全性に関わるデータの提供と消費者・生産者・事業者とのリスクコミュニケーションが不可欠です。私たちは、新技術を適用することで生じる植物の変化を主に代謝産物の網羅的解析を通じて評価するとともに、科学的根拠に基づいた安全性の議論に役立てることを目指します。

TOP
TOP