躍動する学生たち | 平田 梨佳子

躍動する学生たち

未解明の謎に取り組み、植物の力で未来を拓く。

2021.02.22

平田 梨佳子(ひらた りかこ)さん

大阪府立大学大学院
生命環境科学研究科 応用生命科学専攻 博士後期課程2年(2020年12月現在)

飽くなき探究心を原動力に研究者として歩み続ける。

 大学院への進学を決めたのは、バイオテクノロジー分野の学びを深める中で植物に対する飽くなき探究心の高まりや、今まで分からなかったことを自らの手で解明する面白さを感じたからです。修士課程を修了する時、就職活動も行いましたが研究に対する思いが強まり、また両親の後押しもあって博士課程へ進むことに。その時の決断があったからこそ、さらに深いサイエンスの世界を見ることができたと感じています。熱心に指導してくださる先生方や切磋琢磨できる仲間、また台湾での国際学会に参加し英語でプレゼンを行った経験など、その全てが研究者として歩む道を支えてくれました。

植物の可能性を最大限に引き出し、未来へ活かす。

 現在の研究テーマは「植物のマイクロRNAの生成メカニズムの解明」。動くことができない植物は、細胞内の遺伝子の働きを緻密にコントロールすることで乾燥や暑さなどの環境ストレスに適応しています。遺伝子の働きを調節しているのがマイクロRNAです。今は試験管の中でマイクロRNAの生成を再現する実験と考察を積み重ねる基礎研究の段階。将来的には研究成果を活かして強い植物を作り、食糧問題解決に貢献できる可能性もあると考えています。まだまだ解明されていない植物の仕組みに興味が尽きることはありません。今後は研究機関で活動を続け、新たな領域に踏み込みたいと思います。

プロフィール

 大阪府立大学生命環境科学域を卒業後、本学大学院へ。2020年、日本学術振興会特別研究員DC2に採択。2019年度は理系女子大学院生チームIRISの活動にも精力的に参加し、女子中高生を中心に科学の面白さを伝えている。