躍動する学生たち | 田中 俊二

躍動する学生たち

経験を研究に、研究を次世代技術に繋いでいく。

2021.03.01

田中 俊二(たなか しゅんじ)さん

大阪市立大学大学院
経済学研究科 現代経済専攻後期博士課程3年(2020年12月現在)

経済学の視点を技術系分野に取り込み、時代の先を読んだ技術開発を。

 理工学部を卒業して産業機器やLSI開発、 IT機器などさまざまな分野のエレクトロニクス技術に携わってきました。働く中で商品開発には技術力だけでなく、顧客のニーズや市場の変化など世の中の動きを読み解くことの大切さも実感。10年後も必要とされる技術者や企業をめざす上で、経済学の視点は必要不可欠だと思いました。また日本企業から外資系企業へ転職した際に、利益率に対する考え方の違いに興味を持ったことも本研究科へ進学を決めた理由の一つです。関心のあった「産業技術論」を専門とする先生をご紹介いただき、現在は「デジタル技術の変貌と日本の将来」をテーマに考えを深めています。

自らの現場経験を活かしさらなる深みへ。

 デジタル技術をテーマとしたのは、積み上げてきた経験を活かして、より深い研究領域に踏み込めるのではないかと思ったからです。どのようなプロセスを経てデジタル技術は変貌したのか、本学大学院が所有する最新のオンライン資料や経済史資料などを活用しながら研究を進めています。私は経験上、数年現場に出た後で学び直す期間を取ることは非常に有意義だと考えています。知識のバージョンアップを行うとともに、自らがやっていることを一歩引いた視点から検証する。特に変化の激しいエレクトロニクス業界において、複眼的な視点から産業自体を見つめ、技術の活かし方を知ることは技術者にとって強みになるのではないでしょうか。

プロフィール

 大学卒業後、半導体・電子部品を扱う日本企業や外資系企業などに勤務。定年退職後、人生100年時代に向けて学び直しを希望し、2016年に本学大学院へ入学した。