生物学科

進展をつづける現代生物学には、大発見のチャンスがいっぱいです
 生物学は、急速に発展している学問です。当学科の目標は、教員と学生が一丸となって、生物学の“発見”をなし遂げることです。その発見への過程で培われる“問題を解決する力”は、生物学にとどまらず、あらゆる命題を解決することのできる力として、学生一人ひとりの財産となります。本学科では、生体分子を対象とした分子機能学・生物物理学などから、細胞や器官を対象とした分子生物学・細胞生物学・発生生物学・生理学、さらに、個体や個体群を対象とした生態学・進化生物学までの幅広い分野で、最先端の研究をおこないます。さらに高度な知識と技術を身につけるために大学院博士前期課程への進学が推奨されます。本学科では、官公庁、教育機関、そして食品・飲料、製薬・医療、化学産業、化粧品・生活用品、情報処理、教育・出版など、さまざまな業種の民間企業で活躍できる人材を育成します。

分裂酵母胞子の表層の断面構造
急速凍結レプリカ法による電子顕微鏡観察を行うことで可視化に成功しました。

渓流中に生育するカワゴケソウ科の1種
極限環境に適応した被子植物で、葉緑体をもつ葉状の根から退化した葉や花芽が生じます。

アフリカ・タンガニイカ湖産シクリッド、ジュリドクロミス・マリエリー
魚類で初めて古典的一妻多夫が確認されました。

マウス(左下)、ニワトリ(右下)、スッポン(上中央)の胎児の骨染色写真
進化は発生過程の変化の蓄積で起こります。遺伝子レベルで骨格パターン形成と進化の謎の解明に取り組んでいます。

ボルネオ熱帯雨林でのフタバガキ科樹木の調査風景
板根があるため、はしごにのぼり幹の太さを計測しています。


授業科目紹介


生物学の潮流
本授業では、分子や細胞レベルおよび個体から地球レベルに至る幅広い分野の生物学を学びます。授業で学んだ先進的な知識を礎として、生命現象について論理的に考察し、表現する能力も身につけます。

細胞生物学
本授業では、生物の基本単位である細胞に着目し、細胞レベルで生命現象を深く学びます。タンパク質の相互作用によって生じる細胞機能、細胞膜を介した物質の移動や情報伝達、細胞が運動するしくみに関する最先端の話題が提供されます。

植物生理学
動物のように自由に移動することができない植物は、周囲の環境変化に合わせて生きていくためのしくみを持っています。本授業では、植物が環境に対して、どのように反応し、適応しながら一生を送っているのかを学びます。

動物生態学
本授業では、多種多様な動物の類縁関係や進化の道筋を系統的に学びます。また、生物が周囲の環境にいかに適応し、そして生物同士がいかに関係し合って生活しているのか、動物の生態とその進化についても学びます。

専門生物学実験
3年次で提供され、各専門分野の教員が提供する実験テーマへの取り組みを通じて多彩な生命現象に対する洞察力を養います。多くの生物材料に慣れ親しみ、実験と観察に必要とされる専門的な技術と手法を身につけ、実際の材料や現象から生物学の理論を学びます。

生物学卒業研究
専攻したい生物学の分野を選び、研究の進め方を実際に体験する卒業研究です。4年間に受けた生物学専門教育の総決算であり、学んだ論理・知識・技術を駆使して、与えられたテーマについて自分の力で研究し、その成果を発表します。


研究室名


生体分子機能学研究室(現 代謝調節機能学研究室)
分子微生物学研究室(現 生体低分子機能学研究室)
酵素化学研究室(現 生体高分子機能学I研究室)
分子生理学研究室(現 生体高分子機能学II研究室)
環境生物機能学研究室(現 生物機能科学グループ)
発生生物学研究室(現 動物機能生物学研究室)
植物機能学研究室(現 植物機能生物学研究室)
細胞機能学研究室(現 細胞機能学研究室)
動物社会学研究室(現 動物機能生態学研究室)
植物生態学研究室(現 植物機能生態学研究室)
動物生理学研究室(現 情報生物学研究室)
植物進化適応学研究室(現 植物進化適応学研究室)
生物多様性科学研究室(現 生物多様性科学グループ[石原, 江副, 西野])

 

進路 過去3年分の詳細情報


就職先
大塚製薬株式会社、塩野義製薬株式会社、アストラゼネカ株式会社、小野薬品工業株式会社、シミック株式会社、株式会社明治、ハーゲンダッツジャパン株式会社、ユーフーズ株式会社、NTTコミュニケーションズ株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、株式会社三井住友銀行、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社毎日放送、明星産商株式会社、日本コルマー株式会社、スナダ建設株式会社、伊藤忠都市開発株式会社、モラブ阪神工業株式会社、株式会社VSN、株式会社アローズコーポレーション、株式会社エクセディ、株式会社エボルブ、株式会社オフィスボストン、株式会社クマヒラ、株式会社サンライズ、株式会社チュチュアンナ、株式会社近商ストア、仁川学院中学校・高等学校、クラーク記念国際高等学校、一般財団法人 日本食品分析センター、JA大阪市、大阪家庭裁判所、大阪市職員、奈良市役所、広島県職員

進学
大阪市立大学大学院、京都大学大学院、北海道大学大学院、大阪府立大学大学院、東京大学大学院、大阪大学大学院、順天堂大学大学院

 

生物学専攻(大学院)


生命はどのように誕生し、進化したのか、生命の本質・進化について探求する
 地球上の生物はたった一つの祖先を起源とし、進化を繰り返すことで多様化してきました。そして現在、動物、植物、微生物などの多様な生物がお互いに関わり合い、生態系を作り出しています。生物学は、これらの生物を分子・細胞から生態系に至る幅広い階層で解析し、生物の進化・多様性の本質及び生命現象の普遍性を探求する学問です。急速に発展する現代社会では、生物にまつわる種々の問題が存在し、それらの問題を正しく理解し解決できる人材が、今まさに求められています。  本専攻では、約30名の専任教員が博士前期課程1学年約30名の学生に対して最先端の高度な研究の指導にあたります。教員一人あたりの学生数が少なく、丁寧な指導が受けられます。本専攻では、深い知識と論理的思考力を持ち、大学や公的な研究機関、企業の研究開発部門で活躍できる、次世代の我が国および国際社会を担う優れた人材を育成します。

 

研究室名


生体分子機能学研究室(現 代謝調節機能学研究室)
分子微生物学研究室(現 生体低分子機能学研究室)
酵素化学研究室(現 生体高分子機能学I研究室)
分子生理学研究室(現 生体高分子機能学II研究室)
環境生物機能学研究室(現 生物機能科学グループ)
発生生物学研究室(現 動物機能生物学研究室)
植物機能学研究室(現 植物機能生物学研究室)
細胞機能学研究室(現 細胞機能学研究室)
動物社会学研究室(現 動物機能生態学研究室)
植物生態学研究室(現 植物機能生態学研究室)
動物生理学研究室(現 情報生物学研究室)
植物進化適応学研究室(現 植物進化適応学研究室)
生物多様性科学研究室(現 生物多様性科学グループ[石原, 江副, 西野])
遺伝子科学研究室(現 遺伝子科学グループ)
植物生理学研究室(現 植物生理学グループ)

 

進路 過去3年分の詳細情報


就職先
小林製薬株式会社、タカラバイオ株式会社、日本新薬株式会社、興和株式会社、オッペン化粧品株式会社、ピアス株式会社、株式会社アルボース、日本ハムファクトリー株式会社、日本製粉株式会社、株式会社Mizkan、株式会社えひめ飲料、株式会社カネカ、昭和産業株式会社、五洋紙工株式会社、京福電気鉄道株式会社、山本化成株式会社、大東化成工業株式会社、WDB株式会社 エウレカ社、アピ株式会社、ウイングアーク1st株式会社、エア・ウォーター・プラントエンジニアリング株式会社、ブレーンバンク株式会社、モリ工業株式会社、GAMAKATSU PTE LTD、株式会社蓬莱、株式会社ロック・フィールド、株式会社ワールドインテック、株式会社保健科学研究所、三協インタナショナル株式会社、長谷川鉄工株式会社、日本ヒューレット・パッカード、物林株式会社、阪神水道企業団、大阪府立高校教員