地球学科

 地球学科では、地球の過去・現在を学際的に認識し、未来を的確に予測するための深い基礎知識と優れた応用能力を持った人材を養成します。将来、自然と人間の接点に立って環境保護や自然災害防止など地球に関係する分野で活躍するために、地球を構成する物質やその歴史的変遷を解明するための知識や方法を、室内での講義・実習・実験と野外での調査実習を有機的に結びつけた総合的・横断的なカリキュラムで教育します。

 自然が好きで、将来、地球に関係する分野で活躍したいと希望している人は、ぜひ本学科を志望してください。少人数教育の利点を生かしたきめ細かい指導によって、研究職・技術職を問わず希望分野で活躍するための専門知識と応用能力を高いレベルで修得できます。

 


地球学科のカリキュラムの特色


地球学科では、原理を基礎から修得し、新しい応用問題に取り組める人材の育成のために、高校での地学の履修の有無を問わず、以下のようなカリキュラムを構成しています。

1・2年次
地球学の基礎的知識や技術、鉱物・岩石・地層を識別・分類・解析する方法、地圏・生物圏の歴史的変遷の探求法、断層の力学特性の測定・評価法、地球情報のコンピュータ処理法の基礎を講義・実習・実験・野外での調査実習を通じて修得します。

3年次
より専門的な知識や研究手法の修得を目指す専門科目について、きめ細かい少人数個別指導を行います。

4年次
卒業研究を通して、学術的課題や社会的要求を認識する能力、問題解決に向けて計画を立案する能力、立案した計画を遂行する能力、結果を考察・発表するための論理的な思考力・記述力やコミュニケーション能力など、自立した研究者・技術者としての問題解決能力と創造力を修得します。

 

地球学専攻(大学院)


 地球学専攻では、社会の発展に貢献できる高度な専門性をもち、研究者・技術者等としての研究を遂行することができる能力(ディスカッション能力、発表能力、問題解決能力、論理的思考力)を有する人材の育成を教育目標とし、次世代の我が国を担う優れた人材の育成・輩出を行うことを目的としています。

 研究対象とする中心的な学問分野は、地質学、古生物学、岩石学、鉱物学、地球物理学、地球情報学、自然災害科学を含む地球学分野です。

 博士前期課程では、地球学分野に関する豊かな教養と高い倫理観を身につけ、地球学の高度化と発展に対応できる人材の育成、ならびに科学技術を通して広く社会に貢献できる人材を育成します。  博士後期課程では、学問の深化・発展を重視した教育研究を行い、大学等の教育研究者、研究機関の研究者を養成します。また、先端的研究を通じて、高度な専門知識、創造力を身につけ、科学技術の開発、地球環境問題の解決に大きく寄与できる人材を育成します。

 

研究室紹介


【地球環境学分野】

第四紀自然学研究室
現在を含む最も新しい地質時代(第四紀)における、地層に記録された自然環境の変遷や自然への人為的影響を解明し、過去から現在までの自然と人との関係や自然環境の利用のあり方について考えます。

【教員】:三田村 宗樹(教授)・井上 淳(准教授)

地球物理学研究室
地球で起きている地殻変動の理解に向けて、地震活動や断層運動などの現象を対象に、天然断層岩の組織観察や分析、断層岩模擬物質を用いた室内実験と、これらの結果に基づいた数値シミュレーションを行っています。

【教員】:廣野 哲朗(教授・予定)・福田 惇一(准教授・予定)

地球情報学研究室
情報科学的観点から、3次元地質モデルの作成や可視化方法、GIS(地理情報システム)、人工衛星画像解析、AI(人工知能)などを用いて地形・地質をはじめとする地球表層に関わる特徴抽出を行う研究をしています。

【教員】:Venkatesh RAGHAVAN(教授)・根本達也(准教授)

自然災害科学研究室
地震・噴火・地すべり等の自然現象やその随伴事象について、地球学の視点に基づく研究を行っています。減災へ貢献すること、災害対応の現場で活躍できる人材を育成することを目指しています。

【教員】:三浦大助(教授)・奥野 充(教授・予定)・石井和彦(准教授)


【地球進化学分野】

地球物質学研究室
鉱物は天然で形成した結晶質物質です。鉱物を調べることで地球構成物質に関する様々な情報を得ることができます。X線・電子回折法、電子顕微鏡法、各種の分光法を用いて鉱物の研究をしています。

【教員】:篠田圭司(教授・予定)・瀬戸雄介(准教授・予定)

岩石学研究室
野外における地質調査や採取した岩石試料の物理的・化学的分析や解析を通して、地殻やマントルの形成・進化過程を明らかにしていきます。特に大陸地殻の断層過程や火山岩に記録されたマントル過程に注目しています。

【教員】:奥平敬元(教授)・柵山徹也(准教授)

地球史学研究室
地球表層部の地層や化石記録を手がかりに、地質時代のそれぞれの時期における固有な現象や、過去から現在に至る地球環境の変遷に関する総合的な解明を目指して研究を行っています。

【教員】:江﨑洋一(教授)・足立奈津子(准教授)・桑原希世子(准教授・兼担)

 

就職・進学先リスト


【学部】
就職先
(株)三井住友銀行、(株)ゆうちょ銀行、(株)パスコ、国際航業(株)、応用地質(株)、(株)日建技術コンサルタント、計測技研(株)、丸一鋼管(株)、雪印メグミルク(株)、積水ハウス(株)、三菱電機プラントエンジニアリング(株)、近鉄不動産(株)、日本アイ・ビー・エム(株)、豊田通商(株)、(株)宝情報、(株)CACオルビス、バンネットワーク(株)、(株)ニトリホールディングス、(株)ジェイエイシーリクルートメント、(株)ウエスト、アドバンテック(株)、(株)WAVE、林野庁、富田林市役所、枚方市役所

進学先
北海道大学大学院、京都大学大学院、大阪大学大学院、大阪教育大学大学院、九州大学大学院、大阪市立大学大学院

【大学院】
就職先
中日本高速道路(株)、西日本旅客鉄道(株)、西日本電信電話(株)、大阪ガス(株)、(株)NHKグローバルメディアサービス、(株)関電エネルギーソリューション、出光興産(株)、(株)鴻池組、アジア航測(株)、(株)建設技術研究所、中央復建コンサルタンツ(株)、丸大食品(株)、(株)ニトリホールディングス、キヤノンITソリューションズ(株)、パーソルAVCテクノロジー(株)、(株)片山化学工業研究所、(株)SRA、(株)プロシップ、洛陽総合高等学校、防衛省、大阪府庁、滋賀県庁、大阪市役所、原子力発電環境整備機構、(一財)材料科学技術振興財団、(一財)日本食品分析センター