研究紹介

研究プレスリリース

新大学につながる大阪市立大学・大阪府立大学の最先端研究

知の融合

両大学の数多くの研究が交わり、融合することで生まれようとしている“知”を紹介します。

新大学の研究力

新大学がめざすもの

大阪の発展を牽引する「知の拠点」

[ 3つの基本機能のさらなる強化 ]

統合による
シナジー効果

[ 2つの新機能と4つの戦略領域 ]

2つの新機能

4つの戦略領域

[ 国際力の強化 ]

2大学の融合により新大学で展開する研究

事例1

医学・獣医学の連携による画期的診断治療法や感染症対策の確立

大阪市立大学大学院
医学研究科

感染症をはじめ、さまざまな疾患の診断治療法や治療薬の研究開発を行っています。

大阪府立大学大学院
生命環境科学研究科獣医学専攻

動物の疾病の原因特定や治療法等の研究とともに、比較動物医学によるヒト疾病に対する診断治療法などの開発を行っています。

医学・獣医学の連携研究拠点

  • ● 医学研究科感染症研究センターと獣医学研究科の連携により整備
  • ● 新型インフルエンザ感染症などの人獣共通感染症の画期的診断治療法、予防法を確立。治療法などの市場拡大につながることが期待されます。

事例2

「災害死ゼロ」を実現する防災・減災の社会構築

大阪市立大学
都市防災教育研究センター

国内外の防災関連機関と連携し、最新の災害研究、情報技術、都市科学を踏まえた新しいコミュニティ防災システムの確立に取り組んでいます。

大阪府立大学
地域防災センター

分野横断型の総合的研究の成果を地域社会に還元するとともに、地域防災の牽引役となり得る次世代リーダーの育成に取り組んでいます。

文理融合組織による災害知の社会実装

  • ● 都市に集積する社会資本の堅牢性を維持し、地域のソーシャル・キャピタルの強化を図り、災害死ゼロを最終目的に、これまでの災害知を基にハード・ソフトの両面からコミュニティ防災システムを構築します。また、教育研究拠点として、コミュニティ防災「大阪モデル」を国内外へ普及・発信します。

他にも、2大学の融合により
さまざまな研究を進化させます!

「宇宙の閉鎖生態系における生命維持システムの構築」、「医学・リハビリ学・看護学・生活科学・理学・工学の連携による未来型予防医療の開発」、「スマートドローン技術応用研究などの分野で新キャンパスにおける実証を推進」、「健康・医療・介護分野のビッグデータ解析による社会課題解決とAI人材育成の促進」など。

2大学の特色ある
研究センター・プロジェクト等

南部陽一郎物理学研究所

故南部陽一郎博士(大阪市立大学特別栄誉教授、2008年ノーベル物理学賞受賞)のノーベル賞受賞10周年を機に設立(所長:糸山浩司教授)。南部陽一郎博士のボーダレスで自由な発想と独創性を重んじる研究理念のもと、素粒子・原子核・宇宙・物性などの主要分野において世界レベルの最先端研究が活発に行われています。

医工・生命工学教育研究センター

大阪市立大学大学院工学研究科は、工学と医学を専門とする研究者が連携して多方向から共通の課題にアプローチし、医工連携と医療工学研究を推進しています。学内外機関との連携強化も行い、「スマートエイジングシティ」を目指す大阪へ、さらには国際社会に発信していきます。

BNCT研究センター

大阪市立大学は世界初のホウ素薬剤開発に特化した共同研究拠点「BNCT研究センター」を設置しています。ホウ素薬剤の品質評価をはじめ、がん検査・診断への利用、新たなホウ素薬剤の開発などを核とする革新的な研究開発事業を展開しています。

“匠の技”をAIで継承する研究プロジェクト

大阪府立大学はNEDO「AI技術の早期社会実装に向けた研究機関プロジェクト」に採択。暗黙知の領域であった造船の大型鋼板の曲面成型技術伝承をAIによって支援しています。

さらなる発展が期待される
世界最先端の研究

人工光合成研究

人工光合成研究とは、太陽エネルギーを使った完全なクリーンエネルギーの実現に向けた技術開発です。大阪市立大学は人工光合成研究に関して国内外においてトップレベルです。2013年には「人工光合成研究センター」を設立し(所長:天尾豊教授)、さまざまな外部資金を獲得しています。光合成において「光エネルギーを利用し、水を分解して酸素を発生させる」反応の謎を解明した成果がNatureに取り上げられるなど、世界的に注目を集めています。これまで培ってきた基礎研究成果をもとに、産学官連携で人工光合成技術を深化させ、炭素が循環する理想的な持続可能社会の実現を目指します。

創薬科学研究

現在、医薬品の世界市場は、従来の「低分子医薬品」から、バイオテクノロジーによって創薬される高分子医薬品「バイオ医薬品」の占める割合が急増しており、その開発には生命科学や医薬品科学の知識や技術とともに、動物・微生物・細胞を利用した遺伝子組換え技術や細胞培養技術など、幅広い専門的技術と知識が必要です。大阪府立大学では「創薬科学研究所」を設置し(所長:乾隆教授)。理学・生命科学・獣医学・工学などの研究者が中分子医薬やDDS(ドラッグデリバリーシステム)・薬物動態・疾患モデル動物の開発などに取り組み、創薬から製剤化までを見据えた研究・開発の拠点を形成しています。

全固体電池研究

リチウムイオン電池に代わる次世代蓄電池の一つで、電気自動車等の車載用電源などへの応用が期待される全固体電池は、電解液を固体電解質に代え、より安全でエネルギー密度の高い蓄電池です。大阪府立大学では長年にわたり関連研究が活発に進められ、辰巳砂昌弘学長もこの分野の研究を牽引しています。近年ではナショナルプロジェクト(全固体電池チーム)に研究者が参画し、室温で世界最高の導電率を示す固体電解質を開発するなど、より安全性の高い全固体電池開発の進展をリードしています。