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2026年1月5日

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令和8年 年頭のごあいさつ

皆さま、あけましておめでとうございます。理事長の福島でございます。本年もよろしくお願いいたします。昨年は役員はじめ、教職員の皆さま方には、研究、教育、社会貢献などさまざまな分野とステージでご活躍またご支援いただき誠にありがとうございました。心より御礼と感謝を申し上げます。

本年の干支は午年です。この干支にならい、本年も次の新しい成長に向け、皆さまとともに一緒に明るく元気に楽しく挑戦し、頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

年頭にあたり少しご挨拶をさせていただきます。世の中の昨年1年を振り返ってみますと、世界の政治経済では、トランプ大統領のアメリカファーストやトランプ関税など、大統領の一挙手一投足に世界の注目が集まり、従来の国際社会の秩序や価値観は大きく変化せざるを得ない状況です。また、生成AIの急速な進展によりアメリカと中国を中心とした熾烈なAIの開発、競争や覇権争いが繰り広げられています。

また、AIエージェントの本格的普及(導入)により、これまで以上に企業のビジネスモデルや働き方のビジネススタイル、また個々人のライフスタイルが大きく変化していくものと思われますし、日本も同様だと思います。一方日本に目を転じますと、日本では女性初の高市総理大臣が誕生し、国民の間では「高市政権は日本を元気にしてくれそう、日本の社会を何か変えてくれる」という期待で就任以降国民の高い支持を得ています。

写真:挨拶をする理事長

しかし、日本の社会では予測を上回るスピードで人口減少が進み、超高齢化社会に突入し、今後の継続的な人手不足や社会保障費の増加などの社会課題も顕在化していますし、地方創生はまったなしです。

アメリカでの大谷 翔平選手や山本 由伸投手の活躍は、日本国民に大きな感動を与え、また大阪・関西万博は大成功のもと無事閉幕いたしました。

次に、私どもの昨年1年間を振り返ってみたいと思います。

まずは森之宮1期キャンパスの開設です。このキャンパスは知の森をコンセプトとし、地域と共生し、地域社会に開かれた次世代の都市型キャンパスです。約6,000人の学生教職員が集い学ぶ教育研究の拠点で、このキャンパスを起点として有為な人材を社会へ輩出していきたいと思います。そして、加えて、キャンパスからの大阪城を眺める眺望は、素晴らしいものでございます。

開設にあたっては、基本計画、設計施工、移転、そして9月24日の開設セレモニー。その後のこの3月まで続きますが、開設記念イベントなど、これまでにご活躍ご協力いただきました多くの関係の皆さまに、この場を借りて御礼申し上げます。

9月24日のセレモニーでは、大阪府知事、大阪市長、経済界、同窓会、地域の皆さまなど、多くの皆さまにご出席を賜り開設を祝っていただきました。また記念講演会では、本学OBの山中 伸弥先生に素晴らしいご講演をいただくなど、多くのメディアにも取り上げられる大変素晴らしい開設セレモニーとなりました。また学生アプリ導入などによるスマートユニバーシティーの実現や、昨年末には「おおさか環境にやさしい建築賞」の表彰もいただきました。社会の皆さまの私どもに対する期待に応えていかねばならないと感じています。

2点目は大阪・関西万博への参画です。先ほど少し触れましたが、大阪・関西万博は約2,550万人の来場者をお迎えし、ミャクミャクの大活躍などにより大成功のもと、無事に10月13日に閉幕いたしました。

私どもは大学で唯一、飯田GHDさんとの共同パビリオンを出展し、人工光合成やウエルネス・スマートハウス®の研究展示などを行い、本学の先進的な研究力を国内外にアピールできましたし、大阪公立大学・OMUのブランド価値向上に大きく寄与できたと思っております。

また開催地の地元の大学として、大阪ヘルスケアパビリオンに多くの教職員の皆さま方にさまざまな形でのサポート・ご支援をいただきました。多くの大学・高専の学生の皆さま方にもボランティア活動など多くのイベントにご参加いただき、個人的には大変嬉しく思っています。改めて大阪・関西万博にかかわっていただきました教職員・学生の皆さま方に御礼を申し上げます。

今後はこの万博のレガシーを国、経済界、大阪府市が一体となって社会実装や事業化につなぎ、大阪・関西、ひいては日本の成長へ貢献していくことが求められており、私ども大学もこの大きな流れ、取り組みについて、コミットメントして参りたいと考えていますので、関係の皆さま方、よろしくお願いいたします。

写真:会場の様子

次に、J-PEAKS 「MulCoプロジェクト」について少し触れたいと思います。昨年は2年目として順調な活動を進めていただいており、感謝いたします。まず技術インキュベーション機能の推進では、昨年3月に中百舌鳥にスマートエネルギー棟を開設し、多くの企業にも入居いただきました。新たなイノベーションの創出が期待されています。またURA体制の強化も進み、スタートアップ創出支援センター「SUCSUC」も本格的に活動を展開され、昨年10月には法人本部が入るUR森之宮ビル1階に「ほとりで」がオープンしました。

一方都市シンクタンク機能では、一昨年以降多くの「共創研究グループ」が誕生し、その中から「政策共創オープンラボ」の活動も進み、昨年秋には各プロジェクトリーダーや自治体・企業の皆さまも参加された大変活気のある中間発表も開催されました。

また、30名を超える若手研究者による「未来社会創成研究所」の活動が昨年秋からスタートしました。大学の未来、日本社会、そして世界の未来を大いに議論していただきたいと思います。

次に、昨年は多くの外部表彰などをいただきました。本日は3つほどご紹介させていただきます。

まず1つ目は、全学あげて取り組んでいます世界大学ランキングです。 その三大ランキングの1つであるARWUにおいて初めて400位台にランクインしました。 大学の研究・教育について一定の評価をいただいたもので、今後さらに高みをめざしたいと思います。

2つ目は、「日経グローカル大学の地域貢献度調査」で全国第2位となりました。 これは大学の都市シンクタンク機能の1層目の活動が評価されたものです。

3つ目は、JST女性研究者活動推進賞(ジュン アシダ賞)の受賞です。 これは本学の「OMU女性教員昇任制度」などの大学全体の活動が評価されたものです。

以上、縷々お話させていただきましたが、これらは一部でございまして、昨年1年間役員はじめ教職員の皆さま方の多様な、元気に満ちた活動、取り組みに対しまして、改めて理事長として心より敬意と感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

そして、この3月には2022年4月に入学した学士課程一期生の多くが社会に羽ばたきます。4月からの社会での活躍・成長を祈念して皆さまとともにエールを送りたいと思います。

さてこの4月から2026年度がスタートします。2026年度は開学5年目を迎え、大学にとって勝負の年です。この4月には「創薬科学研究科」が新たに開設され、また2026年度中には、研究成果や教育研究施設等の資源を社会に還元する法人出資の事業会社OMRI(仮称)も設立します。

そして第2期中期計画の2年目がスタートします。初年度は皆さま方の取り組み・ご尽力により、順調なスタートが切れたと嬉しく思っています。 新中期計画に掲げています国際化や秋入学、DX、産学官民共創などの更なる推進やスタートアップ創出、研究力の強化、学部学域研究科の再編など、これらの重要テーマに全学あげて教職員一丸となって取り組んでいきたいと考えておりますので、ご支援ご協力の程、何卒よろしくお願いいたします。

結びにあたりまして、私はこれまでも「夢ありし者に成功あり」と話して参りましたが、皆さまも各々の夢を持ちそれに挑戦してください。

そして皆さまと一緒にワクワク、イキイキとした、世界で輝く大阪公立大学を創って参りたいと思っています。本年もよろしくお願いいたします。

公立大学法人大阪 理事長
福島 伸一