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2023年1月5日

年頭のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。

令和2年に新型コロナウイルス感染症が拡大しはじめてから、既に3年が経過しようとしております。昨年のオミクロン株の爆発的感染状況は収まりつつありますが、また第8波が波立ってきております。

そのような状況下ではございますが、昨年2022年4月1日、大阪公立大学の開学を無事迎えることができました。統合の議論が動きはじめた2012年の「新大学構想会議」設置から数えますと、約10年の歩みとなります。これまでの両大学にあった強みある研究教育組織を基盤として、幅広い学問領域の12の学部・学域、15の大学院研究科を擁する「高度研究型大学」へ変貌いたしました。

大阪城東部地区に新たに開設する森之宮キャンパスを本部司令塔として「イノベーションアカデミー」構想を推進し、また、大阪メトロの新駅もキャンパス近くに設置予定と報道され、森之宮キャンパスはもとより、大阪城東部地区の発展に益々注目が集まっております。

徐々にコロナ前の状況に戻りつつあるとはいえ、まだ不安がぬぐえない状況かと思いますが、本年の干支は癸卯でございます。卯は跳躍する姿から「飛躍」、「向上」を象徴するものとされ、癸卯には「これまでの努力が花開き、実り始める」という意味があると言われています。まさに、昨年開学した大阪公立大学と大阪公立大学工業高等専門学校が、より素晴らしい魅力ある教育・研究機関になるべく、さらなる飛躍に向けて、教職員が一丸となって力を合わせていきたいという願いの年にふさわしい年明けと存じます。

新しい年が、本学と教職員の皆さまにとってさらに素晴らしい年となることを祈念し、そして、皆さまとご家族のご健康を念願して、年頭の挨拶とさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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公立大学法人大阪 理事長
西澤 良記